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観た。満を持して。

面白かったです!!!!

原作と設定やキャラや話が違うのはそうなんだけど、私が都会トムで好きな部分(子供だけで大人を出し抜いたり対決したり、ジュブナイルの爽やかさと冒険のワクワク感)がきっちり盛り込まれていたので満足しました。ちゃんと主人公を中学生設定でやってくれて感謝しかない。ありがとうございます!!!

このキャストで内人と創也の新しい冒険や南北磁石と栗井栄太のライバル関係の進展を見たいけど、もう二度となかろうのが本当に残念。ドラマ版は学校生活メインみたいなので、栗井栄太の出番がほぼない感じなのも残念。

主題歌なんですが、私は映画の本編を見終わった時の気分(あくまで自分の気分)にぴったりで余韻に浸れる主題歌を無条件に好きになる傾向があり、都会トムの主題歌は正しくそれだったのでめっちゃ好きです。

パンフレットに砦、創也のデスク周りの大きめの画像が載ってるのでオススメです。

以下ネタバレ感想。



ゲームをクリアすることにこだわる創也と、ゲームであっても友達を見捨てられない内人の対比、内人が最後のトゥルーエンドへの道を拓くきっかけになるのが良かったですね。そこまでの手がかりを繋いで本当の「みんなを救う方法」を閃く瞬間はカタルシスがあったと思います。

最後の制限時間ギリギリでダッシュするやつ、ベタだけど爽やかで好き。ずっと内人が前走っててチラチラ後ろを見てるのは手加減して走ってた可能性があるのでは……。しかし創也結構体力あるな!?

美晴の出番が多めだったのは意外だったけどこれはこれで良かったですね。幼なじみ設定なので根本的に内人との距離感が違う! 美晴からの評価が上がった実写内人を見て箸にも棒にもかからない原作内人の悲しさを紛らわそうと思います。

ちょっと気になったところだと、映画だけで見ると創也が命を懸けてまでゲームクリアを目指そうとするのは違和感があるかもしれない。原作既読なら「創也はそういう奴」で飲み込めるけど、そういう行動に至る説得力に欠けるように見えるかもしれない。本来なら「創也はこういう理由でゲーム作りに命を懸けてる」って描写はあってしかるべきだったのかな、と思いました。そこでオリジナル過去エピソード入れないあたりは原作を尊重した結果な気がするんですが……。私は「創也はそういう奴だからしょうがないよな……」と思っています。

ゲームが面白かったのは良かったですが、謎解きの結果アイテムが得られるなら、その謎解きにゲーム上の妥当性があってほしい。例えばアイテムを元の持ち主がパズルの鍵付きの箱に隠したとか。もしくは誰か(敵キャラ)がプレイヤーに対する挑戦として仕掛けたとか。これはゲームファンとしてのゲームの好みの話です。

そういえば、創也たちがハズレなしで正解ルートを進んでたのは……ゲームブック1で「こたえを知ってるパズルを解くように」って言われた人間としては看過できない。私は初回プレイでクリアしたのであの時創也に言われたことを全然納得してないです(私怨)

以下実写版キャラの印象とか。

全体的にみんなやさしい感じになってたなぁ……原作では創也とかゲームに参加するのが決まった時点で卓也さんを騙して追い払いますからね。ライバルプレイヤーのお兄さんに失礼な態度を取った創也を内人が穏やかに窘めたりしてて、すごく良い子でした。大人だ……。創也もキツいのはその辺だけで、全体的にかなりやわらかになってたと思います。やわらか創也。

創也の仕草とか声のトーンとか何となく「これは創也……」って感じなので良かったですね。ちゃんとキザったらしく眼鏡を押し上げる仕草をする。たまに「フッ」て息を吐くだけの笑い方するのめっちゃ創也じゃないですか?

内人の方は、原作では語り手なのもあってこれといったイメージがなかったので、「これが実写版の内人なんだな」って感じでした。めっちゃ良い子でした。善意の塊。

卓也さんが普通にいい人でビックリしました。なんでこの人保育士になれなかったの? というか創也のお目付役を今すぐ辞めたいと思ってなさそう。「創也さまの気持ちは分かりますが」で「分かるんだ!!?」ってなりました。創也についてくるなって言われて素直に待っててくれるのは、それはちょっと職務上の責任とかどうなのって思いましたが、子供が嫌がってるのに無理強いできない程度に優しい人なんでしょうね。仕事はちゃんとしてほしいけど……

原作は創也が卓也さんを騙したりするからだめなんだと思います。騙したりしなくてもだめだと思います。

実写版栗井栄太、4人の中では麗亜さんがいちばん好きですね。原作と全然違うじゃん!から、これは麗亜さんだな……になったので。観る前とのギャップで。パンフレットのはやみね先生インタビューで言及されてたんですが、やっぱりあれ「拾えや」だったんだな……幻覚じゃなかったんだな……。神宮寺さん(だった気がする)のセリフに被り気味に文句言うとこ好き。そんなシーンがあった気がするんだが……これは幻覚…… もっと見たい……横暴な本田麗亜さんを……

神宮寺さんは第一印象が「ヤのつく自由業極振りのビジュアル!」で、第二印象が「これは神宮寺直人!」で、割とそのままの感じでしたね。原作の神宮寺さんから子供っぽさを抜いて色気を足した感じかなあ……。無駄に大人の香りがする。

ジュリアスは年齢が上がったおかげでかなり活動的に現場をうろついてて出番が多くて良かったです。原作より(物理的に)強そう。原作ジュリアスが普通に成長しても実写版ジュリアスには(物理的に)勝てなさそう。ジュリエットについて全く触れられなかったですよね? 映画だけ見てたらジュリアスと同じ顔の謎の女の子ですよね?(パンフレットとかキャラ紹介には書いてある)麗亜さんの横暴に晒されるジュリアスが見たい。

柳川さんは映画では全くヤバイ人要素が出てなくて印象があんまり……じゃないですか? アクションシーンひとつもなかった……。キャラ紹介に書いてある要素が全然活かされてない不遇枠のひとり。

栗井栄太本当に良かったので栗井栄太スピンオフとかやらないですか?

結局あのピエロなんだったの?

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